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シラバス参照

講義コード/Subject Code U430207201 
科目ナンバリング/Course Numbering 043A611 
講義名/Name of Subject ○代数Ⅰ 
英文科目名/Name of Subject [English] Algebra I 
開設部門/Faculty・Department 数学科 
担当者名/Instructor

中野 伸

長岡 大

単位/Credits
配当年次/Year of Study 学部 3年~4年 
時間割/Class Schedule 第1学期 火曜日 2時限 南3-103
第1学期 木曜日 5時限 北1-201
副題/Subtitle
抽象代数学入門 



授業概要/Course
Description
代数学の基本である群論、環論について解説する。抽象的な議論に慣れ親しみ、より高度な代数学への橋渡しとする。群については、部分群、生成系、位数と指数、正規部分群と剰余群、準同型定理、直積群などの基本概念を説明する。環については、整数や多項式が作る集合を主要な例として、整除関係、割り算の定理、素元と既約元、イデアル、剰余環など可換環の基礎事項を解説する。 
到達目標/Course
Objectives
群に関する基本的な概念を理解し、具体的な計算を実行するアルゴリズムが構築できるようになる。整数や多項式における諸性質を、イデアルや剰余環等による可換環の基本概念を通して理解できるようになる。また、準同型定理の意味を理解し応用できるようになる。 
授業内容/Schedule
実施回/Week 内容/Contents
第1回 群の定義、部分群 
第2回 群の定義、部分群 (演習) 
第3回 群の生成系、巡回群、位数 
第4回 群の生成系、巡回群、位数 (演習) 
第5回 剰余類と剰余類分解、ラグランジュの定理 
第6回 剰余類と剰余類分解、ラグランジュの定理 (演習) 
第7回 正規部分群と剰余群、群の準同型写像と準同型定理 
第8回 正規部分群と剰余群、群の準同型写像と準同型定理 (演習) 
第9回 群の直積、有限生成アーベル群の基本定理 
第10回 群の直積、有限生成アーベル群の基本定理 (演習) 
第11回 中間の理解度の確認(群論について) 
第12回 中間の理解度の確認(群論について) (解説と演習) 
第13回 環と体の定義、整数環と多項式環 
第14回 環と体の定義、整数環と多項式環 (演習) 
第15回 部分環と生成系、零因子、単元、整域 
第16回 部分環と生成系、零因子、単元、整域 (演習) 
第17回 イデアルと剰余環、素イデアルと極大イデアル 
第18回 イデアルと剰余環、素イデアルと極大イデアル (演習) 
第19回 環の準同型写像、準同型定理 
第20回 環の準同型写像、準同型定理 (演習) 
第21回 単項イデアル整域、一意分解整域 
第22回 単項イデアル整域、一意分解整域 (演習) 
第23回 既約多項式 
第24回 既約多項式 (演習) 
第25回 さまざまな代数系の紹介 
第26回 総括的な演習 
授業計画コメント/Comments on the Schedule
原則として、奇数回目は講義(火曜2時限に中野が担当)、偶数回目は演習(木曜5時限に長岡が担当)。 
授業方法/Teaching Method
講義および演習 
使用言語/Language of Instruction
日本語/Japanese   外国語/Foreign Language     日本語と外国語/Japanese and Foreign Languages    
外国語の種類/Foreign Language Types    
準備学習
(予習・復習)/Class preparation and review
講義の後では復習を欠かさず、指示に応じて予習をすること、また、演習は必ず自力で解くこと(計2時間程度) 
成績評価の
方法・基準/Evaluation
評価項目/Criteria 評価配分(%)/Percentage 備考 / Remarks
学期末試験(第1学期)/First Term examination   60  %  
学年末試験(第2学期)/Second Term examination      
中間テスト/Mid-term examination   30  %  
レポート/Reports      
小テスト/Quizzes   5  %  
授業での発表内容、授業への参加度、グループ作業の成果など/Presentation content in class, Participation level in class, Group Work, etc.   5  %  
その他(備考欄を参照)/Other(see remarks column)      
成績評価コメント
各目標についてどのような点が評価のポイントになるか、具体的に記入してください。/General Comments on the Evaluation Criteria:  
(1)整数や多項式における諸性質や計算の原理が理解できているか、(2)それらの性質や原理を、群や環の抽象理論を通して理解できるか、(3)整数や多項式だけでなく抽象的な代数系理論に一般化できるか、の三段階を評価のポイントとする。 
課題等(試験やレポート等)に対するフィードバック/Feedback on Exams or Assignments
必要に応じて、主として演習の時間に解説する。 
教科書/Textbook
1. 書籍名/Title   シリーズ名/Name of series   著作者/Author  
『代数学教本』    海老原 円 
出版元/Publisher   版/Edition   出版年/Year   ISBN  
数学書房    2018  年 9784903342856 
教科書コメント/General Comments on the Textbooks
教科書の1章、2章、3章の内容を主に解説する。 
参考文献/Reference
Book
1. 書籍名/Title   シリーズ名/Name of series   著作者/Author  
『代数と数論の基礎』  共立講座21世紀の数学  中島匠一 
出版元/Publisher   版/Edition   出版年/Year   ISBN  
共立出版    2000  年 9784320015616 
参考文献コメント/General Comments on the Reference Books
履修上の注意/A Note on Registration
この講義は2年生の必修科目である「代数入門」の内容に習熟していることを前提とする。また、1年生の履修科目「集合と論理」の内容をよく復習しておくこと。特に、全射、単射などの写像の基本性質、同値関係と同値類については既知とする。 
その他/Other
Information
カリキュラムマップ/Curriculum map
以下URLを参照
https://www.univ.gakushuin.ac.jp/life/curriculummap.html
 


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